冬期間の凍結対策

みなさま こんにちは。工務の佐藤です。

先週は過去最強クラスの寒波が襲来し、日本全国で厳しい寒さになりました。         そのため、水道が凍ってしまったお客様から、数件の復旧依頼が有りました。

気温が氷点下4°以下になると水道が凍結しやすくなりますので、凍結を防ぐ対策が必要となります。今回はあなたでもできる「凍結を防ぐ方法」をご紹介いたしましょう。

 

凍結を防ぐ方法には大きく分けて3つあります。

①水道管内の水の温度を下げない方法 - 外に見えている水道管を保温効果のあるもので被います。保温材は主に発泡スチロールやウレタンで出来ているものがホームセンターで販売しています。また、使わなくなったタオルや毛布などを凍りそうな配管に巻きつけておくだけでも効果があります。

②水道管内の水を動かし凍りにくくする方法 - 家庭でできる一番簡単な方法は、夜寝る前に水が凍結して出なくなりそうな蛇口を少しだけ開けて、水をわずかだけ流しっぱなしの状態にすることです。かなりの効果はありますが、水道代がかかってしまいます。

③水道管から水自体を抜いてしまう方法 - 水道管を凍結から守るために止水栓が設置されています。各自治体や止水栓の仕組みにより違いがありますが、水道メーターの中にハンドル式の止水栓があります。これを右(時計回り)に止まるまで回して蛇口の水が出なくなることを確認します。途中、ハンドル付近から水が流れますが、これは配管内の水を排出するためです。開栓する際も排出されますが、完全に止まるまでハンドルを回してください。できれば、止水の際は屋内にある蛇口を開けておけば確実です。

 

給湯器回りの配管が凍結することもあります。加温式凍結防止器(電熱式ヒーター)のコンセントプラグが抜けていたり、ヒーターが断線して故障しているため凍結することもあります。冬期間になる前に点検することが必要です。

 

浴槽内の湯水を排水しないことも凍結防止になります。追い炊き付きの給湯器には凍結防止機能があり、浴槽内に湯水が有れば、自動的に配管内の湯水を動かし、凍結防止になります。浴槽内の湯水を循環口より少し上(10センチくらい)になるようにしておくことが必要です。

 

もし、凍結してしまったら凍った場所を温めることが必要です。温め方は凍ってしまった場所にタオルをあてて、ぬるま湯をかけて解凍します。内部の蛇口はドライヤーの温風をあてるのも効果的です。熱湯を直接かけると、水道管や蛇口が破損する場合がありますので注意が必要です。

 

冬になるといつも水道管が凍結してしまうご家庭は、防寒設備に改善が必要かもしれません。不安の解消に「凍結を防ぐ方法」を参考にしていただき、予防・対策してみてはいかがでしょうか。

 

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